WORDS 卒業生インタビュー

わが子を秀明に託して。【親子対談】

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【3回生】 水越 哲也 さん 【30回生】 水越 奈津樹 さん 親子
秀明の教育を自ら体験し、我が子を託す親の思いとは? 父娘の秀明卒業生に
語っていただいた。

水越 哲也さん 水越 奈津樹さん
水越 哲也さん/水越医院 院長 1965年生まれ。80年に秀明高等学校入学。埼玉医科大学を卒業後、埼玉医科大学第二内科呼吸器科に勤務。2000年より現職。           水越 奈津樹さん/埼玉医科大学医学部 1993年生まれ。秀明中学校・高等学校を経て、2011年に埼玉医科大学入学。

寮生活のおかげで人に伝える能力が格段に伸びた


娘・奈津樹 私が秀明中学校を選んだのは、お父さんの勧めだったのです。個別指導が充実していて、医師をめざすならここが良いって。
父・哲也 私のときは、「おまえは自由にしすぎると勉強しないから」と両親に勧められて入学したんだ。結果として、秀明で学んで正解だったと思う。奈津樹も地元の学校に進むと、どうしても「水越医院の娘」という肩書きがついて回るけれど、全国から生徒が集まってくる秀明なら、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨できる。ただ、女の子だったし、12歳で親元を離れての寮生活は少し不安があったけどね。
 私は、逆に寮生活が楽しみだったよ。コミュニケーション能力がつくんじゃないかな、と思って。
 確かに、人に思いを伝える能力は秀明の6年間でかなり進歩したね。今は自分の意思を自分の言葉で表現でき、考えをまとめてから親に相談してくる。わが娘ながら成長ぶりに驚いたよ。
 伝える力は人と接することでしか育たないし、全寮制だからこそ人と深く関われたのだと思う。友だちとは1日中一緒にいるから、時にはお互い本音を言い合うこともあったけれど、その後は相手のことがより深くわかりあ合えるようになったよ。お互いに短所を知ったうえで友人としてつき合えるということは、本当に信頼できる、家族同然の友人だと思う。

mizukoshi_03親元を離れて感謝の気持ちがより深くなる


娘 寮生活で友だちとよく話題にしていたのは、「秀明に入って親への感謝の気持ちが強くなったね」ということ。寮に入るまでは家事をしたことがなかったから、「お母さんって、こんな大変なことを私たち家族のためにしてくれていたんだね」「両親は私たちのことを本当に考えて秀明を選んでくれたんだね」と友だちとうなずき合ったりしていたよ。親と離れてこそ気づくことが多いとわかった。
 お父さんの時代は男子校だったから今と状況が違うけれど、女子だからこそ厳格なセキュリティーで寮生活を管理してくれるだろうという期待もあったんだ。奈津樹の様子を見ていると、実際そのとおりだったね。
 私は何の不安もなく寮生活を送ることができたし、先生方や寮母さんには本当にお世話になりました。寮母さんは皆さん優しくて、いろいろな相談に乗ってくださったの。体調が悪いときは、自室ではなく、寮母室の隣にある療養室で休むんだけど、寮母さんが1日中見守ってくださって、とても安心だった。寮母さんを「お母さん」と呼んでしまったこともあるくらい、心から信頼していました。

お世話になった秀明の先生方に娘を託したいmizukoshi_02

 先生方も熱心に指導してくださったね。家にも週末課題を山ほど持ち帰って、よく勉強していたようだし。
 とくに受験が近づくと、担当の先生が、生徒全員に個別の週末課題を毎週のように作成してくださって、封筒に「水越奈津樹さん用」と書いてあるから、「これはやらなければ」と。埼玉医科大学用の問題も用意してくださって、それをこなすだけでもとても勉強になったよ。しかも、本番の受験ではよく似た問題が出題されたから、感謝の気持ちがますます深まりました。

病だけでなく患者さんの痛みを理解できる医師に


 今、奈津樹は医大生として医学を学んでいるけれど、毎日がとても充実しているみたいだね。
 希望していた学部だから、勉強も自分から興味を持って積極的に進められるよ。
 大学生活では1人暮らしをするようになり、最初はホームシックにもなったね。
 秀明では、寮生活だったからホームシックにならなかったんだけど。でも、もう慣れました。
 お父さんとしては、まだまだ心配だけどね。ところで、今後は医師をめざすわけだけれど、医師は患者さんの病気を診るだけでなく、その患者さんの痛みも理解し、対応できるようになることが大事なんじゃないかな。
 お父さんのその言葉、いつも私の胸の中にあります。人間性を知るという意味でも、秀明の6年間で人を深く知ることができたのは本当に良かった。普段は恥ずかしくて言えないけれど、両親には感謝してもしきれない気持ちでいっぱいです。とくにお父さんは医師としても大先輩なので、本当に心強い存在です。これからもっともっと頑張って、医師になって両親に恩返しをしていきたいです。

mizukoshi_04イギリス英語研修から帰国した奈津樹さんを、
家族で成田空港まで迎えに行った際の写真。
「英語は得意科目ではなかったのですが、
現地で懸命にコミュニケーションをとり、
通じたときは大きな達成感を得られました」
(奈津樹さん)