WORDS 卒業生インタビュー

父は私の大先輩【親子対談2】

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【4回生】 栗山 直之 さん 【38回生】 栗山 響花 さん 親子
父親は、医師として、秀明の卒業生として、娘にとっては大先輩
その父親が娘の努力に太鼓判を押す日。

栗山 直之さん 栗山 響花さん

栗山 直之さん/栗山整形外科 院長 医学博士 1966年生まれ。79年に秀明中学校入学。日本医科大学を卒業後、日本医科大学付属病院整形外科入局、同大学付属多摩永山病院整形外科医局長、平成立石病院整形外科部長を経て2017年より現職。
栗山 響花さん/北里大学医学部 在学 2001年生まれ。秀明中学校・高等学校を卒業後、2019年に北里大学医学部入学。

お二人が秀明に入学されたきっかけを教えてください。


娘・響花 秀明中学校に入学したのは、中学受験の結果ご縁をいただいた学校の中から自分で決めました。父の母校ということもありましたが、『寮生活って楽しそう』と思ったからです。正直、医学部進学については入学時には全く考えていませんでした。
父・直之 私の頃は、創立間もなく完全な男子校でしたから、今とはだいぶ雰囲気が違いました。当時、私の父親つまり娘の祖父が創立者先生の建学の精神に感銘を受けたこと、そして『男は外の飯を食ってこい』という父の意向で勧められて入学しました。

寮生活はいかがでしたか?


 寮生活は予想以上に楽しくて仕方がありませんでした。同室者とは本音で語り合えましたし、中には家族同然に分かり合える親友もできました。真冬にみんなでベランダに出て毛布を被って流れ星を見たり、卒業生医師の講演を聴いたりして、その中で少しずつ両親、祖父と同じ医学部へという気持ちになっていきました。
 私は自宅が遠隔地でしたので、長期休み以外はほとんど帰宅せずに寮で過ごした6年間でした。娘は大学でたくさんの友人に囲まれて毎日楽しそうですし、これは秀明二千日修行で習得したコミュニケーション力を表す何よりの勲章です。
 秀明の友達とは一生仲良くしていくと思います。進学先は、医学部、歯学部、薬学部、看護学部、獣医学部、と医療系も多いですが、教師、パイロット、キャビンアテンダント、栄養士、弁護士、税理士、建築士、家業の会社継承などなど、将来の志望職種が幅広いのでこれからも色々相談できます。


mizukoshi_03寮生活でなければ得られないものはありましたか?


娘 寮生活では身の周りのことをするのは必須ですが、いざ自分でしてみると洗濯物がたまったり、部屋が散らかったり、シャンプーを切らしたりして、親の有り難さを知ったことです。自宅から通学していたら気づけなかったと思います。また、早寝早起き習慣、6年間を皆勤で過ごせた体力、受験勉強をやり抜いた忍耐力、も寮生活を通して得られたものです。
 娘は本当に大切なことを学んだと思います。生活習慣を確立することは一朝一夕では叶いませんし、自宅では家事を覚えるタイミングも実際には難しいでしょう。生活力を身につけた上に親に感謝してくれるとは嬉しいですし、立派に成長したものだと感心します。私自身は、医師として勤務する中で生じる様々な問題を解決するマネジメント力、規模やスタッフの異なる病院でも診療を行なえる環境適応力、は寮生活で体得したものと感じています。


秀明の教育体制はいかがでしたか?mizukoshi_02

 多くの先生方にお世話になりましたが、とくに女性の先生には勉強以外にも色々な相談に乗ってもらい、安心して学校生活を送ることができました。イギリス研修と高校2年での英検準1級取得は、現在の医学英語にも非常に役立っています。
 在学中は各教科の先生方に熱心にご指導いただき受験指導も含めて全てお任せいたしました。結果、本人の努力が実を結び現役で第一志望校に合格することができました。先生方には深く感謝しています。娘を秀明に託して本当に良かったと思います。親が習った先生方が現在もご健在でいらっしゃるような学校は希少であり、それは伝統と実績ある証ではないでしょうか。
 受験の時は個別指導や苦手分野対策もしていただきました。先生に用意してもらったオリジナルプリントをこなしていたら自然に模試の成績が上がっていきました。合わせて12回もの面接練習や連日の集団討論対策のおかげで自信を持って本番に臨むことができました。今になって大学の友人に聞くと、高校ではそんな手厚い対策は無かったそうです。本当に恵まれた環境だったということが最近分かりました。

父は私の大先輩、ということになりますね。


 これから本格的な医学実習が始まり、勉強も忙しくなるはずです。
 大学の授業はびっしり入っていて実習やバドミントン部もあって大変ですが、毎日とても充実しています。同級生や先輩とも仲良く過ごし、勉強もしっかり進めていますので、両親に心配をかけることもないと思っています。
 そうはいっても最近の医学部は進級も難しく、親の時代より試験も実習も増えていて大変そうですから、まだまだ心配ではありますね。専門科についてはこれから考えていくとのことですが・・・。
 もともとは小児科の臨床医、特にアレルギー疾患の専門医になりたいと思っていましたが、これから病院実習しながらよく考えて決めていこうと思います。今は基礎医学と教養の途中で臨床医学はこれから学びますが、医学は奥が深くて底知れないと痛感しています。診療科については父と祖父の『整形外科』、母の『放射線科』も一応視野には入れています。
 秀明の卒業生だから、きっといい医師になりどんな専門分野でも進んでいけると信じています。はい、その努力を評して太鼓判を押しましょう
 父は私にとって秀明と医師の大先輩ですから、とても自信につながる言葉です。秀明で過ごした6年間は私の一生の宝物です。その秀明に入れてくれたからこそ今の自分があることを忘れず、これからますます人間性豊かな医師を目指してがんばります。

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